海岸でお宝さがし

昨日あたりから鳥の鳴き声が聞こえている

鳴き声だけでは何の鳥か分からない

カラスじゃない

ウミネコにしては少し違う

カモメは?もう渡りの季節?

雪が融けて昼間はかなり暖かい

海の方までは行っていないけど

そっちも雪はなくなったんだろうか

我が家に前にいたフレブルのチャーと

浜辺の雪が融けたら散歩に行っていた

雪の中を喜び駆け回る犬ではなかったし

私も出来たら外には行きたくなかった

そう二人とも家の中が大好き

それでも春になったら散歩に行かないとね

フレブルのチャーは水たまりで立ち止まり

ほんの少しの雪が残っていても動かない

そりゃそうだよ

夏だって歩かないんだもの

結局は海辺まで抱き上げて行く事になる

これでも散歩なんだろうかって事は考えずにね

砂浜に行くと波打ち際をず~っと走るから

それで散歩になるのかな

いややっぱり違うような気がする

散歩って二人でトコトコと歩くことだもの

何にせよちゃーにとって

道路は歩く場所ではないと決めていたようだ

抱っこじゃないと海に行こうとしないイヌを

それでも連れて海に行くには立派な理由がある

海岸に流れ着いているかも知れない『龍涎香』

それが目当て

もしも見つけたらそれは凄く高価でまさにお宝

ただの石みたいなものだから

見ても分からない

それを見つけるには犬のきゅう覚が有効

有効っていうよりこの香りに引き付けられるみたい

小さいかけらでも良いから見つからないかな

なんて波打ち際を歩いていた

後になって分かったのが

龍涎香は太平洋側にしか流れ着かない

いくら探しても日本海側には来ないんだってさ

ガッカリ

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