限界集落から消滅都市

自分は限界集落に住んでいる

限界集落って分かったのは数年前だけど

昔も今も変わらない風景だから

ずっと昔も限界集落だったんだろう

朝は鳥の声で目覚め…と言うより起こされて

日中も名前の分からない鳥の声で騒がしい

少し山側に歩くと側溝に水芭蕉が咲いている

散歩しても人にはほとんど会う事がない

限界集落って言っても

他で耳にするような寂しさみたいな物はなく

ただ毎日が穏やかさに囲まれているのを実感しているだけ

この度

『人口戦略会議』なるものが将来的に『消滅可能性自治体』

になると思われる744自治体を公表した

それによると北海道の自治体の65%にあたる117市町村に

消滅の可能性があるという

『消滅可能性自治体』

限界集落という呼び名と比べると映画のディストピア風で

半ば砂漠化したような無人の土地にコロコロ転がっている

タンブルウイードが頭の中に再生される

こんな自治体を発表したわけだけど

もとになった数字は国立社会保障・人口問題研究所の推計だ

有識者が集まってどれほどの話しあいがあったのか分からないけど

消滅可能性自治体を調べて発表しただけなら何の意味があるんだろう

要は今後約30年間で若い女性(20代から30代)が減っていく

割合を分析したんだそうだけど

働く場所がないから職を求めて都会に流出する

それだけの事で有識者じゃなくても分かる

都会への流出といっても

その都会に当てはまるだろう観光都市の函館市や小樽市も消滅の危機にある

消滅の可能性があると言ってただただ危機感をあおるのじゃなくて

どうしたらいいのかを考えていかないとだめだろう

どうも消滅すると脅して対策を地域に丸投げしているようにしか思えない

わが限界集落の近くには仁木町と言う小さな町がある

そこでは10年前に消滅の可能性がありとされたけど今回は該当しなかった

若い世代に移住してもらうために雇用を作り出し色々なイベントを企画して

子育てもしやすい街にしていったからだ

全国を見渡してみると地方自治体が独自に考えて限界集落から脱却した

そう言う場所もある

これを国のレベルで行えると良いのだけど

どうもそれは叶わないようで口先だけで子供が大切だとか若者にだとか

言っているだけのようで自分たちの懐を肥やす事に夢中で

国のレベルには考えがいかないようだ

人が少ないとか消滅の危機にあるとかも表面の事で

水面下で何が起きているのか想像すると胸がもやもやとしてくる

かなり前に破産した町として有名になった夕張市だけど

名前のある大きな箱ものが外国資本に買われていて

色んな人の手を渡り

今となっては取り返しがつかない状態らしい

札幌市でも自衛隊の基地のそばの土地を外国資本に買われている

住宅が何棟も建ったままで無人だという

倶知安の近くにあるニセコ町も又しかり

外国資本に牛耳られほとんどの日本人では手が出せないような

別荘やマンションが建っている

消滅しそうだからそう言う人たちに入ってもらって

なし崩し的に外国の自治体にしてしまおうなんて考えていないだろうか

さらに売却してお金も入って

そんな事を考えている人はだれかなんてすぐにわかるだろう

自分の国土を外国に売るなんて事を考える政治家が

他の国にいるだろうか

限界集落でも消滅危機自治体でも自分としては我が町が大好きだ

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