火の手を返上!

火の手だと半ば馬鹿にされていたけど

そろそろ返上しても良いみたい

火の手と言われたいきさつは

生前の母が大切に育てていたたくさんのサボテンの鉢や

庭にあったこれまたたくさんの草木のすべてを

いつの間にか枯らせてしまった

娘から『火の手』だから枯らしてしまうんじゃないか

そう言われた

そうか火の手って言うんだ

それじゃ~枯らせても仕方ないじゃないか

そう思っていた

ひと月くらい前になるだろうか

友人が盆栽をあげるって車に積んで持ってきた

植物を育てられないからって気にはなったけど

4つばかり貰って育てていた

友人はプロの農家

庭にはたくさんの花が咲き乱れて

池の周りには山菜も何種類もあって

さすがってところだった

ところが今日の事

我が家で花開いている鉢植えをみて

自分の所のは暑すぎたせいか全部枯れてしまった

そう言ってがっかりしていた

貰った紅葉はほとんど枯れていたけど

今は新しい葉が出来て

どこを正面にしたらいいだろうかなんて楽しみにしている

ここまで来たら火の手を返上しても良いと思う

そこで初めて火の手を調べてみた

そうしたらねあったのさ火の手

それも『サボテンすら枯らす』って書いてあった

植物を枯らす『火の手』に対して

上手に育てる人の事を『水の手』っていうんだって

それを英語では『グリーンサム』って言うらしい

『緑の親指』だね

親指だけで植物を育てる訳じゃないのに親指ってちょっと不思議

動物だと虫に至るまで上手に育てることができるのに

違いは何だろうとまた調べてみたら『観察』らしい

そう言われてみたら納得した

以前は気が向いた時に水をあげたりしていた

今は?

朝の新聞を取り込んだ後に鉢の花をよく見ている

強い雨が降ったら家の中に入れて

気温が上がりすぎたら置く場所を替えている

近視と老眼の目を凝らして新芽を見ている

そうかそうか

こうやって植物に注意を払うと良いんだ

さあ

冬になったらどこに置こうかって考えている自分だ

もう火の手なんて言わせないぞ

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