マイナ保険証の使用開始

なんだかよくわからないままに保険証が変った

私は紙の保険証を使うつもりだし

来年になっても資格確認書とかで受診しようと思っている

ただ運転免許証を返還した今は身分の証明が出来ないので

マイナンバーカードは必要だろう

そのマイナンバーカードが廃止になって違うものになるというから

もう混乱の極みだ

マイナ保険証に変わったら施設に入所している人や

生活支援で受診の付き添いを頼んでいる人はどうなるのかと

かなり心配していた

そんな中で目にした記事があった

ある日87歳の女性は近くの公民館でマイナ保険証の手続きが

できるとのポスターを見て

真夏の暑い中を杖を片手にようやくそこまで歩いて行き

さらに長くなった列にならんで

さあ自分の番になったという時に受付で言われた言葉は

「ここでは受付できません

 役所に行ってください」だった

マイナンバーカードは更新前だったけど

電子証明書の期限が切れていたからとの事だった

これを聞いて私は自分のカードを見た

確かにカードの更新期限は書いてあったけど

電子証明書の更新期限は空白になっていた

マイナカードを受けた時に5年経ったら更新とは言われたけど

カードには10年と書いてあったし頭の中は???

何となく一般は10年だけど年寄りは生存の関係で5年なのかな

何か失礼な話だなんて思った記憶がある

今回この女性の話しを見て

〇くなった自分の母親と重なり

どれほど悔しく情けなかったかと思った

他には母親を施設に入れている方の話しで

証明用の写真を撮ろうにも認知症でジッとしていられず

何回も失敗してしまった

そこで写真が撮れないとの事情を話し他の方法をと

係の方に聞いたけど写真がなければカードは出せないとの事だった

もしカードが申請出来て手元に来ても

施設側がカードの預かりを拒否したり

様々な情報が入っているカードと暗証番号を教える事に

不安が残ったりする

そうなると月に一回か二月に一回かの医療機関受信時には

遠方であろうと家族が受診の付き添いをする事になる

地方のクリニックでは

受診する人のほとんどが高齢とあって

マイナ保険証の手続きに混乱し怒り出す人がいて

受付業務が滞ったという

ネットであちこちを眺めているけど

『マイナ保険証はこんなに便利』

『マイナ保険証はデメリットしかない』

こんな文字が目に付く

今日見たのは

『マイナ保険証を持っていないと

 病院の受診や入院で高額の医療費がかかる』

そういう言葉だった

何のことはないマイナ保険証だと『高額医療限度額』の

申請をするかどうかという文言が出るので

そこで申請が終了するけど

紙の保険証だとどんなに高額になっても一度は全額支払い

手続きをしないと高額医療費の対象にならないというものだった

この『全額支払い』と言う言葉も見た人を不安にさせる

費用のすべてが保険適用にならないとも思えるニュアンスだった

高額医療費の申請は病院の窓口に聞くとすぐに出来る

ある程度の医療費より高額になった場合は保険適用になる

なのでそんなに心配するものではない

それを不安をあおるような文字で書いてある

日本は国民皆保険制度で諸外国に比べるととても恵まれている

保険証も一度申請して手元に来ると

会社なら退職するまで使えるし

国保なら期限前に自動的に送付されてくる

ところがマイナンバー制度になってからは

直接に出向いて申請したり更新したりが必要になって来た

高齢者や障害がある人にはとても難しいことだ

ましてや高齢者の独居世帯が増えている今となっては

難しいではなくて無理だろう

この更新制度は申請場所まで行くことが困難な人を

医療費節約の為に切り捨てるための制度ではと思ってしまう

はっきり言うと弱者の切り捨てではないだろうか

更新制度も良いのだけど

直接行かなくてもいいような方法はないのだろうか

今のマイナンバーカードは2026年には他の物に変わるというから

今の制度もどうなることやら

とにかくひとつ強く言いたいのは

新聞やテレビからしか情報を得られない人達を

あれこれと不安に陥れるようなことは流さないで欲しい

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