今の子供たちに言ったら何それって言われそうな
瞬間湯沸かし器
すぐにカーッとなる人を指して瞬間湯沸かし器と言ったし
急に怒り出して手が付けられなくなる事を
ファビョってるとも言った
もともとは他の国の言葉らしく『火病(ファビョン)』
が元になったらしい
これはネットスラングで今はもう使われない言葉だ
水道の水が氷みたいに冷たくなってきたけど
蛇口を開くとすぐにお湯が出る
お風呂だってお湯が出て
それもお湯の温度が調節できる
そう今は給湯器というけど
それだって日常的には使わない言葉だ
せいぜいが機器の交換の時に言うくらいで
言わなくてもお湯が出ていつでも使えるのが当たり前
そんな生活だけど
昔はそんな便利なものはなかった
じゃどうやってお湯を沸かしていたんだろう
子供の頃だけど
石炭ストーブに連結した湯沸かし器があった
大きな鉄の筒で中を煙突が通っていて
ストーブの熱で熱くなるとシュンシュンとお湯が沸いた
わくのはかなり早かった
そこから柄杓でお湯を汲んで使うのだけど
そんな時は「危ないから近くに寄ったらダメ」って
それは強く母に言われたものだ
今はこれが欲しと思っている
大きな容器でいつも湯が沸いていたら
乾燥した空気の今には最適だと思う
湿度を高くしていると感染症にも罹りにくいというし
ガスも電気も灯油も使わないからお財布に優しそうだうだ
だからこの湯沸かし器が欲しい
けど煙突が出ているストーブって言うのも
今はなかなかない
部屋の中に煙突があるのもなんだか怖いかもしれない
なににせよ今は便利な物に囲まれすぎて
その便利さが当たり前になっている
電気冷蔵庫に電気洗濯機に給湯器
電気ってつくものはたくさんあるけど
そういうものを有難いって思いながら
使ってみようかなと思う
なんだか有難さを忘れているのを今日は実感した
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