なんだか風が強いみたいで
明日の朝までにかなりの風が吹くようだよ
昔はさほど嫌でもなかった風の音だけど
最近は少し恐ろしくも感じる
気温は3℃になっていたけど
体感温度はもっと低いのではと思う
私は日本の昔話が好きだ
中でも一番は山姥の話し
『ちょうふくやまの山姥』が好きだ
山姥と言うとたいていは恐ろしい話が多いけれど
この話の山姥は子供思いの優しい山姥だ
このお話が好きすぎて
子供が小さい時によく話していた
お話のはじめの方は山姥がしっかりと怖い存在で出て来る
その山姥を声色で演じる?のでけっこう怖い
村いちばんの長老になるおばあちゃんの声も又楽しい
山姥が山の上から声を響かせて村人に伝える
山姥が子を産んだから餅を持ってこい
持ってこないと人も馬も喰ってしまう
この声を受けて村人全員で相談の上
おばあちゃんに餅を届けてもらう事になった
何となくだけどなんで餅なのかな
普通にお祝いじゃダメだったのかなって思った
大正から昭和に生まれた産婆さん(あえてこう呼ぶ)
その産婆さんが言うには
出産後の母乳をたくさん出すためには
もち米が良いと言っていた
山姥はそれを知っていたから餅を所望したのだろうか
けど山姥の子供は生まれた翌日には
山の中を飛び回るし
おばあちゃんが村に帰る時…確か21日後だったけど
背中におぶって風みたいに山を駆け下りたんだ
なので母乳の為って言うよりは
山姥の身体の調子をよくするためのお餅だったのかもしれないね
山姥の子供も元気で可愛くて名前は『まる』
これは良い話だと思う
 
  
  
  
  
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