珍しく昼間のお散歩

1年前に、膝の痛みとパートナー(フレブル)の介護の為に

仕事を辞めた。

それからは引きこもり中のわたし。

そのせいか、おなかの周りには小さめの浮袋が二つできた。

膝が痛いし、立ち上がるのが辛い時もある。

おまけに脚立から転落したので、ますます引きこもり。

こんな事ではいけないと、春からは散歩に出ている。

と言っても長く歩くことは出来ない。

せいぜいが近くのコンビニに行くくらいだ。

それも、昼間は出かけずにだいたいが

夜中の日付が変わるあたり。

今日は曇り空で気温が程よいので昼間の散歩に出た。

アプリの地図を出して、目的の場所までの距離を測る。

昼間と言えど、人が通っていないので途中でばてても

困るので、入念に下調べをしてから出かけた。

どうも今日は祝日らしく、近所の家に車が駐車している。

道路には車が多いけど、人が歩いている気配がない。

リュックを背負って山の方に向かってゆるゆると歩いた。

道路は舗装されているけど周りはどこまでも続く草原。

たまに民家が見えてくるが、家と家の間隔が広い。

そのうち、民家もなくなり畑とビニールハウスが見えてくる。

左は見通せないほどの笹薮だ。

(この笹を取っておいて笹団子をつくろうかな)

そのうち何か変な感覚になった。

私が一歩を出すと、左の笹薮がザワザワと音を立てる。

また一歩、ザワザワ。

また、ザワザワ。

虫にしては音が大きい。

と言ってもさほど大きい物ではないだろう。

ザワザワって音がしてはすぐに止まる。

まるで私の後をつけているか、先導しているみたいだ。

アライグマだろうか。

アライグマなら厄介だ。

爪も牙も鋭くて気性が荒いからだ。

そうこうしてるうちに山道に入った。

前は道にかぶさっていた木が切られたようで、見通しが良い。

ボ~ッとしながら歩いているうちに目的の場所についた。

ひと休みしてから帰りの途についた。

少し肌寒い日だったが、歩いているうちに汗ばみ

ひと休みしていたら寒くなったので、帰る事にしたのだ。

いつもに比べると、かなり長く歩いた。

ちょっと自信がついた。

このまま散歩を続けたら浮袋がなくなる…かな。

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