夜明けが遅い

『夜明けとともに畑に行き

 日が暮れるまで働いていました』

これは、ずっと前に読んだ東欧のおとぎ話に書いてあった。

これだけ見ると、朝5時とかから夜の7時くらいまでを

畑で仕事していたんだ。

考えただけで、絶対に出来ないよ、なんて思ったよ。

そうしたら、夜明けが9時位で日暮れが午後の3時くらいの

ところがあるんだってさ。

このお話を作った人は、そういう所の住んでいたんだね。

北極圏に近いアイスランド、グリーンランドの他に

いくつかの国は冬になると日照時間が短くなるんだって。

白夜って聞いた事があると思うけど、

アイスランドでは夏至の頃に日照時間は24時間なんだってさ。

北部に行くほど昼間が長くなって、

6月21日頃の夏至の時は、白夜にならない地域でも

午前0時ころに日が沈んで、午前3時には日の出になるんだって。

その反対に、冬至になると極夜って言って、日が出ているのが

数時間しかないんだって。

学校でも一時限目が終わっても暗いようだよ。

夜になっても一晩中が明るかったり、昼になっても

すぐに暗くなるってどんな感じなんだろう。

体内時計がおかしくなってしまいそう。

けど、そんな白夜にも良い事はたくさんある。

夜になっても明るいから、人が少なくなった頃を見計らって

散歩に行くんだって。

キャンプなんかでも、明るいから懐中電灯がいらないし

ゆっくりと観光ができる。

そんな事を考える私は、北海道のじめじめした空気の中にいる。

窓を開けると寒いし、閉めるとじめじめ暑い。

夜、外がうっすらと明るくなるころに眠って

7時から10時の間に起きている。

この外の薄っすらが、少し前は3時半だったのに

今は4時すぎないと明るくならない。

暗くても眠れるようにしておかないとたいへんだ。

私みたいなのは、白夜でも極夜でも順応できるような

気がする。

出来たら、北欧に旅行してオーロラを観たり

白夜を体験したいな。

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