プライベートドッグラン

なんだか今はいないフレブルチャーの追悼になっている

けど聞いて欲しいな

どこまでいっても自己満足だけどね

食べる事が大好きで歩くことが嫌いだったチャーは

少しふっくらな体形になっていたから

なるべく運動をして貰う事にしていた

プライベートって言っても私が勝手に思っている

ドッグランなんだけどね

家の近くにある砂浜を勝手にドッグランって言ってた

もっとも砂浜に行くには歩いて行かないとならない

ほんの数分だったけど歩きたくないチャーを抱いて

砂浜にある防波堤までやっとこさ歩く

なんて言ってもチャーは12キロと重かったからさ

体形的に米の袋みたいな

別の言い方じゃおっきないなり寿司みたいな

チャーだったからさ抱いたままで歩くのは大変

このドッグランは人のいない期間だけしか行かれない

吠えたりしないって言っても

他人が見たらフレブルは怖い顔をしているからね

砂浜を遠くまで

見て人がいない事を確認してから

チャーを降ろしてリードを外すけど

いきなりは走り出さないんだ

何回か「行って良いよ」って声をかけると

ようやく走り出す

誰もいないって言ったけどカモメの群れがいる

ちなみに防波堤の入り口には30センチくらいの

木の板があってとりあえずは入れないようになって

いたからチャーが出てくることはない

出てくる気もなかったと思うけどさ

だって友達のカモメがたくさんいるんだもの

友達のことは大好きそうだったよ

砂浜を歩いた事があると思うけど

けっこう足が疲れるんだよね

だから私は一緒に散歩はしない

防波堤の外側にあるコンクリートの道を

チャーとの待ち合わせの場所までゆっくりと

歩いて行くんだ

ちゃーはカモメの群れに向かって

ポテポテポテって感じで走って群れに突っ込んでいくんだ

カモメって逃げないんだよね

よける訳でもないんだけどぶつかる事もないんだ

ポテポテ歩いて…ポテポテポテ走って…ポテポテ散歩は続く

波打ち際に沿って水には絶対に触れないように

何十メートルか先にある川までちゃーが歩く

ゆっくりと歩く私を気にすることもなくて

ちゃーは一人で散歩をして

川にぶつかると方向を変えて待っている私の所に来る

そこから家に帰るんだけど

歩くのは嫌のようでまた抱っこして帰る

家まで数メートルまで来ると歩いてくれる

後はご飯までずっと寝ていた

食べるか寝るかを地で行ってたよ

散歩に心地よい季節になったのもあってか

思いだす事が多くなったみたい

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