いつものように家でダラダラとしていたら、またまた
網戸に黒い影。
トントンと網戸を叩いているらしが、網戸だからね
音は小さい。
はい、と返事をして玄関を開けると弟の姿。
かぼちゃの煮物を届けてくれたのだ。
ちょうどかぼちゃを食べたいと思っていたところ。
義妹よ、感謝、多謝、ありがとう。
玄関のインターホンを押さない理由は分かっている。
電池切れで、インターホンが鳴らない時期があったからだ。
けど、直してからは、もう１年近く経っているんだけどな。
あと考えられるのは、我が家に居た狂暴猫のせいだ。
玄関から来ると、ガラス戸の向こうで威嚇する。
狂暴と言っても、猫は、家を守ろうとしていたのだと
思う。
母にも、父にも、娘や孫にも優しかったからだ。
主である私には、あまり優しくなかった、というより
自分が私の主だと思っていたふしがある。
弟は、動物が大好きすぎて、つい構いすぎる傾向がある。
猫にも、構いすぎて、驚ろかしたりで、不審者認定を
されてしまったのかも。
私の娘が小さい時も、孫の事も、可愛くて構いすぎて
泣かしてしまう事があった。
過ぎたるは何とかの典型のようなものだ。
そんな弟は娘が小さい時、忙しかった私に代わり、
良く面倒を見てくれた。
なにせ、一晩おきに仕事に行って、朝まで帰られ
なかったからだ。
３６５日の半分は仕事に行っていたことになる。
寂しがる娘を連れて、ドライブに行ったり、
家から２～３時間かかる町までお蕎麦を食べに
連れて行ったこともある。
その時は、弟の友人も一緒だった。
その友人たちとは、今でも良い友達だ。
これからもその関係は続くのだろう。
そうだ、名荷。
庭をぶらぶらして名荷の根を探したが、見当たらない。
やっぱり新しく買ってこなければ。
明日にでもホームセンターに行ってみよう。
名荷って、醤油に浸けたりして食べたら美味しい。
ただ、食べすぎると物忘れをすると聞いた。
真偽のほどは定かではないが。
日本昔話では、宿の人が旅人に名荷をたくさん食べさせて
宿賃を騙そうとしたが、自分も食べたために、宿賃を
もらい忘れたという話がある。
物忘れをするほど食べた事がないので分からない。
それくらい、食べてみたいものだ。
私は料理番組が好きだ。
と言っても、料理を作る場面があるアニメがほとんど。
普通の料理番組は、時間がかかるし材料も多いので
好きではない。
動画では「りゅうじのバズレシピ」はよく見る。
料理が簡単だからと言うのあるが、酔って料理をする
りゅうじさんが楽しいからだ。
酔っ払いにも作れるのだから、私もできるだろうと
言うのもあるかも知れない。
「異世界居酒屋のぶ」と言うアニメがある。
料理のコツを教えてくれる。
他にも料理アニメをいくつか見るが、アニメも料理も
好きなので、一石二鳥だ。
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