移ろいやすい秋の空

昨日の夜は寝苦しい位に暑かった

昼間は肌寒くてポータブルの電気ストーブを点けたのに

今日はなんだか暑い

風は冷たいのに歩いていると汗ばんでくる

本当に秋の日は移ろいやすい

こんな秋の日を

以前なら女心と何とやらの言葉で表していたけれど

いまそんな事を言おうものなら

どこからかクレームが入るだろう

空の半分は白い雲がちぎって飛ばしたようになっている

残りの半分はというと

雨をはらんだ黒い雲が今にも降りそうに陣取っている

エアコンの室外機からのように

雨ともつかない位のものがポチポチと頭にあたる

『元始女性は太陽であった』

この言葉は明治に生まれた女性解放運動の祖と言われる

平塚らいてう女史が雑誌『青鞜』の創刊に寄せた

言葉だ

この言葉だけが広く知らしめられたけど

続きがある

  元始 女性は実に太陽であった

  真正の人であった

  今 女性は月である

  他に寄って生き 他の光によって輝く

  病人のような蒼白い顔の月である

       引用 岩波文庫 平塚らいてう評論集より

女性の地位が向上したとは言え

平塚女史の思う世の中になっただろうか

一見そうなったように見えるけど

もともと女性が多かった専門職以外は

その職の前につくのが『女性』という言葉だ

最近では女性総理だろうか

女性と言う言葉をつける以上はまだ女性を下にみているのだろうか

ただ自分としては平等という言葉には首をかしげる

男性と女性はその特性が違う

本当の平等というのは

その特性をお互いに尊敬して補い合うのが平等ではと思う

確かに女性の権利や支援の制度は向上したと思うけれど

いくつか気になる事がある

その中の一つがシングルファーザーへの支援のことだ

シングルマザーへの支援はだいぶ向上してきたけど

父親への支援は忘れられているように思う

両者への支援が出来てこその平等だと思うのだけどどうだろう

とここまで書いてきて

どう着地させるかが思い浮かばない

女性がとか女性をとかだけじゃなくて

もっと広く目を向けることが大切なのではと思う

そうして女性も男性も太陽になろう

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