〇待された父子の話し

子供への〇待が後を絶たない

どれもこれも心が痛くなり

どうしてこんなことが出来るのだろうと思い

なんでこんなにもあるんだろうかと思う

そうしてなんでこんな親がいるんだろうか

子供がされたのと同じ事をしてやらないと

気持ちが収まらないのは私だけじゃないと思う

まだ私が若かったころ

夜の専門病院で働いていたときのこと

週に1~2回病院に来た父子がいた

生後間もないような子供を抱えて

大きなバッグを持って病院に来た

バッグの中にはおむつと哺乳瓶と粉ミルク等

何処かが悪いというのではなくて

おむつを替えてミルクを飲ませて

後は少しここに置いてくださいとのこと

若い父親は慣れた手つきでおむつを替えて

ミルクを飲ませていた

まわりに建物がなくて真っ暗な中で

病院の建物は周りから浮かび上がるように

電気が煌々とついていたから

散歩中にでも寄るのかななんてのんきに構えていた

数回目の来院時に乳児の目の周りが

薄く変色しているのを見つけた

父親からは何も言ってこないのを

無理に聞き出すのも憚れた

けど見た以上は見過ごせない

夜に来る理由も併せて聞いてみた

家に帰ると義母と乳児の母親が酔っていて

笑いながら子供を放り投げていたという

そのために二人の酔いが覚めるか眠る頃を

見計らってから帰るために時間をつぶしていた言う

どうなったら良いかを聞いてから

そういう機関に相談した

今みたいに児相にこども家庭庁にって言うのが

ある時代じゃなかったけど

すぐに問題の解決に向かってくれて

父親は離婚し生活のめどが立つまで子供は

施設に入る事になった

本来はこれで解決なんだろうけど

その後の様子を追跡してくれていた

離婚した女性と再婚したという

ある日の夜に父親は女の子を抱いて病院に来た

別れたはずの女性との間の子供だという

又同じことの繰り返しだ

〇待児の保護だけじゃなくてその子供の周囲にも

目を向けていかないとならないのが分かった

最近の事件でもあと一歩も二歩も踏み込んでいいと

法で認めてくれていたら違う結果になっただろう

周辺の住民が通報しているのに

あの程度でなにもなかったとの結論にいたるのは

ただの怠慢だと思う

このままだとこども家庭庁と児相を監督する機関を

作り又それらを指導する機関を作るのか

箱ものを作って満足しているようでは

いつまで経っても悲惨な事実はなくならないだろう

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