空想の動物

オカピと言う動物がいる

大きさは小型の馬くらいで

鹿のような身体にシマウマのような足を持つ

そんな動物は『空想の動物』と言われていた

そんな絵を見ては子供心にワクワクしていた

けれどその時にはすでに発見されていた

20世紀になったばかりの1901年に

アフリカで発見されていた

このオカピは1000万年も前から

森の中でひっそりと暮らしていた

一頭の食事量は少なく人に知られる事もなく

暮らしていたのに

発見されてからは絶滅危惧種に指定されるまでに至った

野生のオカピはコンゴ民主共和国の『イトゥリの森』という

そこにしか生息しておらず

現在は森自体が保護地区に指定され

オカピも保護されている

日本国内では横浜で4頭が飼育されていて

光沢のある毛並みと足の縞模様

凛とした立ち姿から『森の貴婦人』と呼ばれている

こうやって空想の動物と言われていたけど

実際にいた動物は他にもいる

誰でも知っているゴリラやパンダも

以前は未確認生物UMAと言われて

見たという人はいたけど真偽がはっきりしなかった

今はみんなの知るところとなった

他にも空想上の動物だと思われていたのが

発見された例がある

今世紀になってまだ空想上と言われながらも

実際には生存している動物がいるかも知れない

ひとつ気になるのは

人が介入すると瞬く間に数を減らしていく

そんな事が多い

今この現在でも生息数が数頭と言う生物がいるし

数年来姿を見かけていない生物がいる

中国の長江に2000万年にわたって生息していた

ヨースコウカワイルカは2002年から目撃されていない

『長江の女神』と呼ばれたこのイルカ

水面から飛び上がる姿が確認されているけど

生存している証拠とは言えず

淡水クジラのスナメリではないかと言われている

そのスナメリにしても2041年には絶滅する

可能性があると言われている

反対に絶滅したと思っていた所

数頭が発見され保護されまた数を減らし

そう言うことを繰り返して今は248羽にまで

数を増やした『カカポ』がいる

カカポはフクロウの仲間だ

食べ物が豊富にあったために飛ぶ必要がなくなり

歩くか木に登るかしかできなくなった

あまりに人懐こく他の動物を避ける事をしなかった

そんなカカポだから

人が持ち込んだ他の捕食者に数を減らされ

少なくなっていき絶滅したと思われていた

ほんの数頭が発見されそこから懸命な保護で

数を増やしていった

これから増えていくと良いな

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